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独楽吟(ひとりたのしめるうた)
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 令和5年
 (2023年


Cnet
「楽しい自分史づくり」の講座

講座テキスト

4月24日
Eugene Smuthの写真集を日立市立記念図書館へ寄贈


茨城新聞の社会面 5月7日の記事
 NPO法人コミュニュティNETひたち(Cnet)
 「自分史づくり」講座の案内



   「自分史づくり」講座のテキスト


  目次
   第1章 自分史の魅力とメリット
   第2章 自分史作成プランの6W2H
   第3章 自分史づくりの七つのステップ
   第4章 パソコンを活用した自分史のつくり方
   第5章 自己分析ツールとしての自分史
   第6章 わが自分史の試み
   第7章 長い文章を書き続けるコツ

 
Eugene Smithの写真アルバムを日立市立記念図書館へ寄贈



日立市立記念図書館発行の『キトだより』2023年4月24日発行(No.355)
に写真とともに記事が掲載された。




  茨城新聞 5月7日社会面



 
 令和4年
 (2022年

3月21日
『コンピュータ技術者が僧侶になる』を発行



1月1日 年賀状


令和3年
 (2021年)

11月『久保俊彦の日記』
 『コンピュータ技術者が僧侶になる』を発行
  ~人生100年時代お坊さんになるのもおもしろい~
  発行日:2022年3月21日
  目次
   第1章 生い立ち
   第2章 コンピュータ技術者になる
   第3章 第二の人生 自分さがし
   第4章 仏道を求めて
   第6章 得度して僧侶になる
 著者:久保 裕
 発行:NPO法人コミュニティNETひたち
     


  A5版 全220頁 

詳細は『コンピュータ技術者が僧侶になる』のページでご覧ください。



令和4年(2022年)の年賀状


 
 
令和3年
 (2021年)

〇 『私本・久保俊彦の日記』を発行
i
 全ページ(146頁)PDFファイル:目次のしおりとリンク付き
(Adobe Readerでご覧になりたい場合は、ご自分のPCにダウンロードしてからファイルを開いて下さい。 電子書籍として読みいただけます。
『久保俊彦の日記』全76冊は、2021年11年日立市大甕の日立オリジンパークの設立とともに、そこに所蔵されています。
また、『私本・久保俊彦の日記』はamazone.co.jpで本を購入することもできます。

<本書の「あとがき」より>
 先の世界大戦で敗戦し日本の国土は焦土と化し、(株)日立製作所をはじめ多くの企業の工場は壊滅的な打撃を受けた。父俊彦が亡くなったのは、この大戦後ちょうど50年を経た年であった。
 今、日立製作所は世界的な電気機械システム分野の大企業として成長した。父の死去の前後には、高度成長した日本のバブル崩壊そして世界的にはリーマンショックといわれる金融危機にも見舞われたが、今日でも日立製作所はその規模を維持し発展し続けている。父の日記には、今日の日立を築いた多くの技術者や事業経営に携わった方々のこと、同業他社や日立を支えてくれた顧客のことも書かれている。
 本書では父が成長した時期と、大戦前後の生きて行く苦しみを乗り越え、コンピュータなどの新事業を立ち上げていった時期の記録、そして晩年は病と闘いながら、おだやか死を迎えた日々の日記を抜き出してみた。「まえがき」と最後に引用した父の自著『随想折々』の序文にも書かれてあるとおり、社内外に発表した論文・評論・随想など多数ある。そこには会社の事業に関する技術的な記事はもちろん、それ以外に広く文化的、社会的な分野での興味深いものが多い。
 『随想折々』に掲載  されている「芸に游ぶ」は水戸市にある弘道館に保存されている裂公(水戸斉昭)の書の解説である。芸とは人間の精神と行動の基本である六芸をいい、礼(礼儀)、楽(音楽)、射(弓術)、御(馬術)、書(習字)、数(算術)の六つ、すなわち文武両道にはげみ、高度な人間形成ためにはこの六芸に游ぶことが肝要と解説している。父の日記はそれを現代の社会で習い生きてきた記録として読み取れる。一日一日を常に新しいものとしてすべてのものを受け入れていく生き方のようにもみえる。
 護国寺での葬儀のときに故橋本一二氏から戴いた「弔辞」は、新事業の開拓に生涯ともに歩まれた厚情あふれる一文で、本書に掲載させていただいた。
 本書の「『久保俊彦の日記』図書目録」の日記全76冊は、平成28年2月に日立製作所 情報通信システム社戸塚事業所内にあった通信史料館に寄贈し保管していただくことをお願いした。同戸塚工場の第17代目工場長の曽我政弘氏のご支援と、保管いただいた当時の同社情報通信事業部長新村篤氏、同社総務部の網村郁緒氏に深く感謝を申し上げる。<br>
 現在は戸塚事業所が平成28年に閉鎖されたことにともない、『久保俊彦の日記』は、同年8月に東京駅前にある丸の内センタービル内の日立製作所 日立社友クラブに移管され保管された。同事務局長木場三郎氏と担当の川口道子さんに大変お世話になった。日立製作所の諸先輩の記録と共に保管されることを誇りに思い、大変ありがたいと思う次第である。
 その後2021年11月日立市大甕に新設された、日立オリジンパークに移されて所蔵されています。さらに多くの皆さんにも目を止めていただければ望外の喜びである。


 
 令和3年
 (2021年)
 令和3年(2021年)の年賀状の写真

 ○ 2020年(令和31年)
5月17日大唐西域記
1月1日 謹賀新年
 〇 7冊の本 Facebookに投稿
   『大唐西域記』全3巻 玄奘著



       『大唐西域記』ー玄奘

逗子の龍渓寺さんからバトンを渡されて、
【7日間ブックカバーチャレンジ 最後の7冊目】

僧玄奘は629年26歳のとき唐の都長安からインドへ仏教の経典求法の旅に出て16年後に帰国する。
「樹心流情」の言葉が巻第三の六章カシミール国のくだりに出てくる。
トカラ国(現在のアフガニスタンの北部)のヒーマラタ王が、仏教の聖地であったカシミール地方(現在のインド西北部でパキスタンとの国境地帯で
今なお紛争が絶えない)の蛮族を征伐するときの言葉として
「心を菩提にかけ、仏法を聞くことを心がけた」という記事がある。
親鸞聖人はこの文を
「心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法界に流す」
と『教行信証』に記している。

樹心流情:http://jyushin-rujyo.com/#jyusinrujyu

『大唐西域記』は『西遊記』の物語で知られている。



 新年あけましておめてとうございます。 令和元年


  【第4楽章でベートーヴェンの交響曲第9番は歓喜の歌、ドボルザークの交響曲第9番は新世界、第4楽章の旋律とリズムは力強い不退転の心の信を表している】
○ 2019年(平成31年)
 11月3日NHKテキストきょうの料理
 残暑見舞いの絵葉書
 映画「ある町の高い煙突」の公開
 2019年賀状
○ 2018年(平成30年)
 10月12日塚本恭史回顧録全7巻完成
 3月21日NHKテキスト「きょうの料理」
     スタイリング:久保百合子
 1月1日 『私本・久保俊彦の日記』の電子書籍版発行

 ○ 2017年(平成29年)
 9月 7日 Cnet製本工房で2冊の本を発刊
 8月12日 『私本・久保俊彦の日記』の発行
 4月18日 映画『ある町の高い煙突』制作着手の発表
 5月2日 Cnet15周年記念展示会

○ 2016年(平成28年)
 9月27日 茨城県北芸術祭
 8月31日 NHK Eテレの番組テキスト
 7月3日 アジサイ カメレオン
 4月8日 庭の桜とチューリップ
 1月1日 かかし祭りの孫悟空

○ 2015年
 9月21日 酔芙蓉
 7月25日 蝶(くろあげは)
 5月28 オオヤコーヒー焙煎所から
 3月9日 『暮らしの手帖』
 3月1日 蕗の薹(ふきのとう)

○ 2014年
 12月10日 『ぱんぽん』最終号
 9月26日 映画試写会の招待状
 1月20日 侘助(わびすけ)

    

○ 2013年
 12月27日 庭の侘助
 11月1日 瓢箪かぼちゃと柘榴
  4月14日 春の庭
 2月11日 よく見れば庭に咲くパンジー
 1月3日 今年の年賀状ベスト1
 1月1日 年賀状

○ 2012年
 4月23日 チューリップの花開く


     

○ 2011年
  5月21日 バラが咲いた
  1月 1日 福兎ピョンピョン

○ 2010年
   7月17日 行田市・古代蓮
 

○ 2009年




        


     






























































































    














































     

















































































     









































































      






















































































     




































































     






































































































 

 
NHKテキスト「きょうの料理」2019年11月号




NHKテキスト「きょうの料理」2019年11月号の表紙とその記事のスタイリストを久保百合子が担当した。
同時に発売されたNHKテキスト「きょうの料理ビギナーズ」の表紙も担当した。
またオレンジページ2019年11月17日号の表紙も担当している。


 
2019年残暑お見舞いの絵葉書



Cnetパソコン教室でCnetなでしこグループの皆さんがワード作ってくれた残暑見舞いの版画風絵葉書です。今日の日立市の夕暮れの空はこの絵葉書のような茜色をしていて印象的でした。




映画「ある町の高い煙突」の
キービジュアル(ポスター)が公開される。

  

2019年2月2日(日)に日立市民会館と日立市共楽館(現日立武道館)で試写会が開かれた。また公式のポスター・キーブジュアルが公開された。
この6月には有楽町スバル座ほか全国で順次ロードショーが決定。


〇 2019年 年賀状
  





〇 塚本恭史回顧録全7巻の完成

2018年10月に塚本恭史回顧録7巻目の「フィガロの結婚 Ⅱ」
塚本美智子編集の本を自家製本して発行した。
これで塚本恭史回顧録は次の7巻(上写真)を完成した。
  ブルーポピー 1巻
  山と花に魅せられて 4巻
  フィガロの結婚 2巻
全7巻は各1部を日立市記念図書館に寄贈した。
『塚本恭史回顧録』全7巻の一覧表はCnet製本工房のページからご覧ください。



〇 NHKテキスト「きょうの料理」4月号

 
表紙の料理「薄切り黒酢酢豚」
  料理/杵島直美
  スタイリング/久保百合子
  撮影/野口健志
 表紙の料理の作り方はP.26をご覧ください。




 Cnet製本工房で2冊の本を発刊


  千石久子さん 「歌集 ふたりへ」
           全379首 158頁
  樫村奎子さん 「歌集 歳月」
           全308首 160頁




〇 『私本・久保俊彦の日記』を発行



 全ページ(146頁)PDFファイル:目次のしおりとリンク付き
(Adobe Readerでご覧になりたい場合は、ご自分のPCにダウンロードしてからファイルを開いて下さい。 電子書籍として読みいただけます。
です)
また、amazone.co.jpで本を購入することもできます。
 2021年11年日立市大甕の日立オリジンパークの設立とともに、久保俊彦の日記は日立オリジンパークに移されて所蔵されています。NEW

<本書の「あとがき」より>
 先の世界大戦で敗戦し日本の国土は焦土と化し、(株)日立製作所をはじめ多くの企業の工場は壊滅的な打撃を受けた。父俊彦が亡くなったのは、この大戦後ちょうど50年を経た年であった。
 今、日立製作所は世界的な電気機械システム分野の大企業として成長した。父の死去の前後には、高度成長した日本のバブル崩壊そして世界的にはリーマンショックといわれる金融危機にも見舞われたが、今日でも日立製作所はその規模を維持し発展し続けている。父の日記には、今日の日立を築いた多くの技術者や事業経営に携わった方々のこと、同業他社や日立を支えてくれた顧客のことも書かれている。
 本書では父が成長した時期と、大戦前後の生きて行く苦しみを乗り越え、コンピュータなどの新事業を立ち上げていった時期の記録、そして晩年は病と闘いながら、おだやか死を迎えた日々の日記を抜き出してみた。「まえがき」と最後に引用した父の自著『随想折々』の序文にも書かれてあるとおり、社内外に発表した論文・評論・随想など多数ある。そこには会社の事業に関する技術的な記事はもちろん、それ以外に広く文化的、社会的な分野での興味深いものが多い。
 『随想折々』に掲載  されている「芸に游ぶ」は水戸市にある弘道館に保存されている裂公(水戸斉昭)の書の解説である。芸とは人間の精神と行動の基本である六芸をいい、礼(礼儀)、楽(音楽)、射(弓術)、御(馬術)、書(習字)、数(算術)の六つ、すなわち文武両道にはげみ、高度な人間形成ためにはこの六芸に游ぶことが肝要と解説している。父の日記はそれを現代の社会で習い生きてきた記録として読み取れる。一日一日を常に新しいものとしてすべてのものを受け入れていく生き方のようにもみえる。
 護国寺での葬儀のときに故橋本一二氏から戴いた「弔辞」は、新事業の開拓に生涯ともに歩まれた厚情あふれる一文で、本書に掲載させていただいた。

 本書の「『久保俊彦の日記』図書目録」の日記全76冊は、平成28年2月に日立製作所 情報通信システム社戸塚事業所内にあった通信史料館に寄贈し保管していただくことをお願いした。同戸塚工場の第17代目工場長の曽我政弘氏のご支援と、保管いただいた当時の同社情報通信事業部長新村篤氏、同社総務部の網村郁緒氏に深く感謝を申し上げる。
 現在は戸塚事業所が平成28年に閉鎖されたことにともない、『久保俊彦の日記』は、同年8月に東京駅前にある丸の内センタービル内の日立製作所 日立社友クラブに移管され保管された。同事務局長木場三郎氏と担当の川口道子さんに大変お世話になった。日立製作所の諸先輩の記録と共に保管されることを誇りに思い、大変ありがたいと思う次第である。さらに多くの社友の皆さんにも目を止めていただければ望外の喜びである。

 
平成29年2月20日 父の命日に 久保 裕

<追記>2021年11月 日立市大甕に日立オリジンパークが設立されるとともに『久保俊彦の日記』はここに移されて所蔵されている




新田次郎の小説「ある町の高い煙突」の映画化が決定

  記者会見 #ある町の高い煙突


4月13日に日立シビックセンターで松村克弥映画監督、日立市小川市長らによる映画化の制作発表の記者会見があった。桜の町日立市の原点に、この町を煙害から守った当時世界一高い煙突があった。茨城県には常磐炭鉱や日立の鉱山の豊富な銅鉱があった。富国強兵の明治政府は小さな農村の田畑や山の林業などへの煙害など無視して近代産業政策を押し進めていた。足尾や別子の悲劇が、どうして日立の鉱山では阻止することができたのか、そして世界的な電機産業の工業都市と桜の町ができたのか、新田次郎の小説「ある町の高い煙突」は、この地に住みこの町で働き、この町を愛していた青年たちの良心と情熱とロマンの物語である。鉱山の排ガスの煙害で山の木々は枯れてはげ山になっていった。その対策に詳しい気象観測や煙害に強い植物などの調査や高い煙突の建設に住民と企業は共同で取り組み、1907年世界一高い155.7mの煙突を山の上に築き、煙害に強い桜を山に街路に植えていった。ちょうど100年前、命を懸けて環境破壊と戦い、そして綺麗な空気と緑の山を取り戻した人々がいた。
 日立製作所がこの地に創業する丁度その前後の物語である。
 映画は「天心」など茨城県に縁のある作品を手掛けてきた松村克弥監督により、来年の春から撮影を開始して同年末には公開を目指している。
 





Cnet設立15周年記念展示会のご案内




#kenpoku
茨城県北芸術祭

小貝ヶ浜の「虚舟ミニミュージアム」
#KENPOKU ブログ
で詳細はご覧ください。



20160831NHK
NHKのEテレの「焼酎を楽しむ」のテキスト
9月〜10月の火〜木曜日▶︎午後9:55〜10:00
--- 粋な飲み方と絶品つまみレシピ ---

番組とテキストのテーブルコーディネートを
久保百合子が担当




2016年7月3日
紫陽花ーカメレオン
福岡県遠賀郡水巻町で花屋を営む
清水麗子さんから種をいただいた。



2016年4月8日 庭の桜とチューリップ




2016年1月.1日 かかし祭りの孫悟空

孫悟空が空に舞い上がる
(カメラのズーム効果を利用した表現)


庭からの風景
太平洋の水平線と酔芙蓉の花


この花は午後になると赤みが増して
お酒を飲んで酔ってきたように見える



蝶(くろあげは)
 トラノオの花の蜜を吸う


自宅の庭で


オオヤコーヒー焙煎所から


 
『暮らしの手帖』2015年2-3月号

『暮らしの手帖』74号2015年2-3月号
トップページの料理家脇雅世さんの記事「わたしの作りおきベスト3」のスタイリストは久保百合子です。
大田区の梅屋敷で同居していたころから娘は料理のスタイリストを志して、ようやく一人前になれたようです。 

『暮らしの手帖』に連載⇒料理のページへ




蕗の薹(ふきのとう)




『ぱんぽん』最終号


テーマエッセーに女優の吉永小百合さんから
いただい色紙「泳縁」の由縁について
『不思議な「泳縁」というご縁』を投稿する。


映画試写会の招待状


10/11からロードショー予定の映画「ふしぎな岬の物語」の特別試写会を見る。9/26有楽町のよみうりホールで上映の前に主演の吉永小百合さん、成島出監督の挨拶もあった。
 モントリオール世界映画祭のグランプリ賞受賞だけに味わい深い心の温まる映画だった。美しい海を望む岬の先端にある小さなカフェで美味しいコーヒーを入れ優しく振る舞う店主役を吉永小百合さんが演じる。房総の素朴で美しい風景の中で早いテンポで展開する物語。金子みすずの詩「海の果て」が最後に朗読された。村治佳織のギター演奏でメインテーマ「望郷~ふしぎな岬の物語~」が映画のエンドロールに流れる。
 吉永小百合さんの映画の特別試写会の招待状をいただご縁をいただくのも嬉しいことです。
 吉永小百合さんとの出会について記したページは、下のリンクからご覧ください。
 「女優吉永小百合さんに会うの記」 


庭の侘助(わびすけ)


瓢箪(ひょうたん)かぼちゃと柘榴(ざくろ)




2013.4.14

春の庭 レタスも生き生きと 猫のチビも日向ぼっこ


よく見れば・・・・・・・



H25年の年賀状ベスト作品

中釜眞?子

平成25年の年賀状

「人生と趣味」のページ『竹生島の思い出』をご覧ください




チューリップとラッパ水仙


チューリップの花開く(日立より)


春の兆し



  



 


2011年 元旦


 

行田市の古代蓮の里で
(井上憲一氏撮影)



独楽吟 絵手紙と解説
 

さつき・・・(独楽吟)
「楽しみは友より来る絵手紙に やさしき桜みたるとき」
と書いて送ったハガキに返信の絵手紙

 独楽吟(ひとりたのしめるうた)について
      作者 橘 曙覧(たちばなのあけみ)
      訳註者:足立尚計 著作・編集:福井市
     平成二十五年八月三十日iBookより電子書籍を発行、

独楽吟とは、「たのしみは・・・・とき」形式で詠まれる短歌で、橘曙が『志濃夫廼舎(しのぶのや)歌集』の中に独楽吟五十二首の連作がおさめられている。
橘曙覧は、幕末文化九年(1812)越前福井藩の城下町、石場長(現 福井市つくも一丁目)で、薬や文具を商う商家の長男として生まれた。
曙覧は、二歳で母を亡くし、十五歳で父を亡くしすなど肉親運に恵まれない小年時代を過ごしながら次第に国学や文学の道を志すようになり、二十八歳のころ家業を異母弟に譲り隠棲生活に入る。その後、本居宣長の弟子である田中大秀などに師授し国学の道に励むかたわら、数々の名歌を残した。明治改元の直前の慶応四年に五十七歳で亡くなった。
独楽吟五十二首の中の第九首
 たのしみは朝おきいでて昨日まで 
 無かりし花の咲ける見る時

この一首は平成六年六月十三日天皇皇后両陛下がアメリカ合衆国ご訪問のとき、その歓迎式典でクリントン大統領が歓迎スピーチに引用された短歌で、国内外に大きな話題を提供したものだった。

 (2014.9.14に追記掲載)





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